最近はテニスブームが加速していてプロのテニスの試合を視聴する方も多くなっているのではないでしょうか。
プロのテニスの試合はもちろん初心者が見ても楽しめると思いますが、玄人や経験者になってくるとその見方も少し変わってきます。
今回は、そんなテニスを観戦するときの試合の見方、楽しみ方の一つとして、重要なポイントでの動きを紹介したいと思います。個人的な意見も多分に含みますので、参考程度に見ていただければ幸いです。ぜび、こんな見方もあるよなどのコメントもお願いします。
この記事を読んでわかること
- テニスの試合において、重要なポイントがどこなのか
- テニスの試合を見る際に、どこに注目するとより楽しく観戦できるようになるのか
1, 重要なポイントがどこなのかを理解しよう
テニスは男子で5セットの場合は合計ポイントが200ポイントをゆうに超えることもざらにありますが、そのうち本当に重要なポイントというのは10~20ポイント程度しかない場合がほとんどです。その重要なポイントをいかに多く取れるかが試合の勝敗を大きく左右するといっても過言ではありません。
まずは、どういったポイントが試合において重要なのかを見ていきましょう。
ブレークポイント
一番わかりやすい重要なポイントはブレークポイントでしょう。これは言わずもがなですね。これを落とせばサーバー側はブレイクされてしまうわけですし、リターン側はブレイクすることになるわけですから。
特に男子の場合は1ブレークがそのセットの勝敗を決定することも多いので、これを取れるかまたは防ぐかは多くの試合でキーポイントとなります。ブレークポイントでのポイントの獲得率はその選手の勝負強さを表す指標とも言えるでしょう。
ココがポイント
ブレイクポイントは最も重要なポイントになることが多い
デュースサイドでのポイント
次にわかりやすいのは30-30、40-40でのデュースサイドでのポイントです。これを落とせばブレークポイントにつながるため、重要なポイントとなります。試合を通してブレークポイントを握られる回数も意外と注意するべきポイントになります。
もちろん全部防げれば握られても問題はありませんが、テニスには予期しないポイントというのも多くあり、完全に防ぐことは不可能です。(例えばネットインやイレギュラー、風によるボールの変化など)ブレークの回数を減らすということはこれらのリスクをなるべく回避することでもあるので、意外と重要になる場合が多いです。
ココがポイント
ポイント先行できるかは、試合を通して重要であることが多い
0-30も重要
また、0-30も同様に重要ですね。次のポイントを落とすと0-40なのでかなりの確率でブレイクされるリスクがありますが、15-30ではまだキープできる可能性の方が高いからです。強い選手ほど、このポイントでサービスエースや短いラリーでのポイントが多くなる印象です。
フェデラーがこの場面でサーブの威力・精度が一段上げている様子が試合中によくみられます。
ココがポイント
0−30はサーブのギアが一段上がる選手が多い
タイブレークは1ポイント目が重要
タイブレークの1ポイント目はその後の流れを大きく左右する場合が多いので、重要なことが多いです。
タイブレークはこれ以降の失点を取り消すことがセットが終わるまでできないですからね。流れを掴むためにも1ポイント目は是が非でもほしいところです。プロの試合でももちろん重要ですが、アマチュアレベルの試合だとさらに重要度が増すような印象です。
ココがポイント
タイブレークの1ポイント目は重要だということを認識しよう
2, 各選手の攻め方、ポイントの取り方に注目しよう
サーブに注目
選手によって、重要なポイントでの攻め方はまちまちですが、まずはサーブの球種・コースに注目しましょう。攻め方は主に2通りでサーブのみでのフリーポイントを狙うか、サーブである程度崩してオープンスペースにストローク(もしくはボレー)で攻めるかです。錦織選手などは後者が多いですね。
サーブでのフリーポイント狙いの場合はセンターかワイドの届かないところにサーブを打つのがセオリーでしょう。ビッグサーバーなどはどちらを狙っているのかを自分でも予測してみると面白いですよ。
一方、後者のようなタイプはワイドに打って相手をコートの外に追い出すか、ボディサーブを打ってリターンを甘くしつつ相手の足を止めるなど様々なサーブが考えられます。サーブの威力よりも相手の予測を外すことを考えている場合が多いと思うので、どういう選択肢があるのかを観戦しながら勉強できると面白いと思います。
ココがおすすめ
サーブの球種・コースから選手の戦術の意図が読み取れる
ラリーの展開
サーブがらみでポイントが取れなかった場合はラリー戦でポイントを取りに行くことになりますが、基本的にはみな早めに攻めに転じることが多いでしょう。(まれに試合展開によってはつなげることを選択する場合もありますが、、、)
展開は基本的に左右にどのように動かすか、ストレートへ相手よりも早く展開できるかが多いので、どちらが先に仕掛けるかを見るといいと思います。
また、ドロップショットのように前後に動かす仕掛けもありますが、相手の意表を突く必要があるためあまり乱発はできないでしょう。ここぞの数ポイントのみ有効です。逆に多用し始めたときは相当追い込まれているという見方もできると思います。
ココがおすすめ
ラリーの展開が早くなる傾向を確認してみよう
意表を突くサーブ&ボレー
要所要所でサーブ&ボレーをつかってくる選手もいます。最近の錦織選手も結構この動きが増えている(増やそうとしている)ように感じます。展開を変えるという意味やラリーを短くするという点で効果があると思いますが、これも多用は禁物ですね。読まれるとリターンを沈められてボレーで攻められなくなるリスクが大きくなります。
ココがおすすめ
意表をついたサーブ&ボレーも有効策の一つ
まとめ
今回は、テニスの試合における重要なポイントについて紹介しました。
まだまだ、いろんなパターンがありますが、徐々に更新していきますのでまた確認してみてください。
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