テニス観戦

【テニス観戦の楽しみ方】サーブ編

7月 8, 2019

 

テニスにおいてサーブは重要なショットであり、特に男子はサービスゲームのキープが主体になるので、自分のサービスポイントでいかに高確率でポイントを取れるかが、勝敗を大きく左右します。

そんなサーブについて、どのように見るべきなのか、プロから何を学べるのか、テニス観戦における楽しみ方を紹介します。

なお、プロの試合を見たい方は以下の記事も参考にしてください。

テレビでテニスの試合を視聴する方法(WOWOW加入方法)

 

1, サーブは相手に依存しない唯一のショット

サーブは、相手から影響を受けない唯一のショットです。リターンやストロークなどは相手のショットに合わせて対応を変えなければならないですが、サーブは相手に関わらず自分のやりたいようにコントロールできるということは実はかなり大きな要素なのです。

サーブは打つ前に時間があるので、どのコースにどの球種のサーブを打とうかをあらかじめ考えて準備することができます。自分の得意なところ・相手の苦手なところを狙う場合もあり、1本前とは違うコースに打つのか・逆を突いて同じところを攻めるのか、色々な戦術もポイント前に考えることができるというのが大きな特徴です。

これは一般の人でもある程度レベルが上がれば考え始めると思いますが、プロはさらに色々なことを考えているのです。観戦しながらコースや球種を予測するのも面白いですし、その戦術を真似てみるのもよいと思います。

 

2, サーブのコースは3コースあることを認識

サーブのコースはセンター、ワイドとボディの3通りあることを認識しましょう。それぞれ特徴があり、どこを狙っているかで、ある程度サーブからどのようにポイントを取ろうとしているのかを把握することができます。それぞれ見ていきましょう。(なお、特に注意書きがなければ右利きの選手の場合を想定しています)

センター

サーバーからリターナーの距離が最も短くなるのがこのセンターコースになり、それだけボールが通過するのが早いため、エース狙いのサーブであることが多いです。そのため、球種もフラットサーブが使われることが多く、ネットの最も低い位置を通過することから球速も出しやすいコースと言えるでしょう。

ワイド

センターとは逆に外に逃げるコースになるので、相手をコートの外に追い出す目的で使われることが多いコースです。もちろんエースになることも多いですが、特にリターン後の3球目を打つ際にオープンスペースができている場合が多いので、3球目と合わせてポイントを取ることまで考えている場合が多いでしょう。

一方、甘く入るとリターンでより角度をつけられるためリターンエースを決められるリスクがあることもポイントです。デュースサイドではスライスサーブが、アドバンテージサイドではフラットかスピン・(キック)サーブが使われます。

ボディ

意外と忘れがちなボディですが、ここぞというときや相手の意表を突くときに使われることが多いと思います。ボディサーブの特徴は「相手にいい体制でリターンさせないこと」にあります。エース狙いではないですが、リターンが崩れる可能性が高いので相手に読まれなければポイント獲得率はかなり高いという特徴があります。

また、1球打つことで次のサーブ以降相手の反応を遅らせる効果も実は大きかったりします。

 

3, コースの打ち分けから試合での作戦を読み取ろう

よく試合途中や試合終了後にサーブのサマリーとしてコースの打ち分け比率が表示されますが、あれを見るとどういう作戦で試合に臨んだのかを見て取れることがあります。

センター中心の場合はほぼエース狙いであったり、ワイド中心の場合はオープンスペースを作ることを意識していたり、バック側中心であればバックに徹底的に集める方針であったり、ほぼ同じような割合であれば満遍なく散らすことでコースを読ませないようにしていたり、と色々あります。

トッププロの場合は、序盤にあえて一つのコースに集めておいて、重要な場面で逆を突いたり球種や速度を変えてくることもあります。序盤からサーブのコースに注目していると重要なところで逆を突くのではと予測できることもあるので、そういった見方をするのも面白いでしょう。

また、選手によって得意不得意の差が明確に出ることもあります。例としてティームは強烈な回転のかかったスピンサーブを得意としているので、それを最も有効に活用できるアドバンテージサイドのワイド方向に9割近く配球していることがあります。特に、小柄な右利きの選手の場合、バックの高いところは力が入らないのでリターンエースを取られるリスクもなく、オープンスペースができやすいのでかなり安定してポイントが取れるのだと思います。

 

4, サーブに入る前のモーションでポイントの重要度を把握しよう

サーブ自体も重要ですが、意外とサーブ前のモーションにどの程度時間をかけているかを注目すると面白いと思います

最近はショットクロック制で25秒以内というルールがかなり厳しく見られるようになりましたが、それでもポイントごとに時間のかけ方に差が出ます。重要なポイントは特に時間をかける傾向にあるので、時間をかけている場合はその選手が「このポイントは重要だ」と判断したことがわかります。ジョコビッチが最も違いがはっきりしていてわかりやすいですね。

なぜ、重要なポイントほど時間をかけるのかというと「集中力を高めるため」です。これによってサーブの精度が上がり、ショットの伸びや切れも変わってきます。特にトッププロほどこの傾向が強いように感じます。

重要なポイントでのポイント獲得率が高いのはこの集中力という因子が大きいということも理解しておきましょう。

なお、重要なポイントに関しては「重要なポイントでの動き」という記事に詳細を載せているのでそちらもご参照ください。

以上、サーブに関する見方を紹介しました。プロからまねできることできないこと色々あると思いますが、上に書いてあることを踏まえたうえで試合を見るだけでも見方が変わって楽しいと思いますよ。ぜひ参考になればと思います。

他にも以下のような記事がありますので、そちらも確認してみてください。

【テニス観戦の楽しみ方】 ラリー編

【テニス観戦の楽しみ方】 重要なポイントでの動き

 

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