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【テニス】全豪オープン観戦記(ブログ)

8月 20, 2019

今回は、テニスの四大大会の一つ全豪オープン(オーストラリアンオープン)を観戦してきたことに関して記事にしたいと思います。これから全豪オープンを観戦しに行かれる方には参考になる内容がありますのでぜひご確認ください。

私は2019年の大会をオーストラリアまで行って観戦してきました。四大大会は全米オープンを2回ほど観戦したことがありましたが、全豪オープンは今回が初めての観戦になるので、どのような雰囲気なのか楽しみでワクワクしながら行ってきました。

全豪オープンや四大大会を観戦してきた体験談として参考になれば幸いです。

なお、全米オープンの観戦記事もありますので、そちらも合わせてご確認ください。

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全豪オープンとは

全豪オープンとはテニスの四大大会の一つで、毎年1月の後半にオーストラリアのメルボルンで2週間かけて行われます。四大大会なので上位選手は全員出場しており、また賞金や獲得ポイントも大きいことから全選手がこの大会に照準を合わせて臨んでくるため普段以上にハイレベルな試合が繰り広げられます。

なお、四大大会に関する解説を別記事で記載していますので、四大大会を詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

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1月のオーストラリアは真夏のため気温が35℃を超える日も多く、選手は暑さとも戦わなければならないのが大きな特徴です。サーフェスはハードコートと最も標準的な仕様のため、オールラウンドなプレーが求められます。逆に言い換えればどの選手にも優勝のチャンスがあるコートとも考えられます。

錦織選手が最も得意とするサーフェスでもあり、彼自身もインタビューで「ハードコートが最も戦いやすい」とコメントしています。彼がグランドスラムで優勝するとしたら、この全豪オープンか9月にアメリカで開催される全米オープンの可能性が高いでしょう。

大会名 全豪オープン(オーストラリアンオープン)
開催場所 オーストラリア メルボルン
開催日時 2019年1月14日~27日   ※2019年の場合
大会グレード 四大大会(グランドスラム)
サーフェス ハード
優勝賞金 A$4,100,000 (=約3億900万円)
優勝ポイント 2000 ポイント

 

オーストラリア メルボルンへ移動

今回は、成田からメルボルンまで直行便で移動しました。飛行機で約10時間ほどかかります。成田を夜出発する便に乗ったため、メルボルン到着は朝になりました。オーストラリアの良いところは日本との時差が2時間しかないため時差ボケにならないところですが、機内ではほとんど寝ることができませんでした。。。

空港に到着すると、早速 Australian Open の文字が目に入ります。この時期は町全体が全豪オープン一色になるようで、どこに行っても「AO」の文字を目にするとのことでした。

今回はJTBのツアーを利用したので、空港にて現地のスタッフの方と合流し、そのまま街中を案内していただきました。(ホテルのチェックインまで時間があったので、荷物だけ預けて先に観光を開始しました。)

余談ですが、初めて海外に行かれる方は何かあった場合のことを考えて日本語が通じる現地スタッフがいるツアーに申し込むほうが良いと思います。

 

メルボルンの町並み

メルボルンの町は道路が整備されていて、縦横に交差しているだけなので非常にわかりやすい構造になっています。また道路には「トラム」と呼ばれる路面電車が走っており、中心部では無料で乗車できるので移動も楽に行なえます。

町にはショッピングセンターやマーケットなどの商業施設も充実していますが、至るところに歴史的建造物が残されており歩いていても歴史的な趣が感じられる雰囲気でした。また、至るところで「AO」の看板や旗を見かけられるので、この時期は町全体がお祭りムードになっているのがよくわかります。

メルボルンはスポーツの大会が盛んな町で、テニス以外にもサッカー、クリケット、ラグビー、自転車競技、バスケなどの大会が開催されているようです。主に夏の時期に集中するため11月~4月くらいは町も活気づいているようですが、反動で冬の時期は閑散としているそうです。

メルボルンの観光に関しては別記事であげてますので、そちらもご覧ください。

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宿泊ホテルに到着

ホテルは今回メルボルン市街地にある「ソフィテルメルボルンオンコリンズ」を利用しました。

メルボルンでもかなりの高級ホテルになるそうでお値段は結構しましたが、それに見合ったクオリティーの高いホテルです。

 

スタッフの方から聞いた話によるとどうやら全豪オープンに出場する選手も多く宿泊しているそうで、TOP10の選手も何名か宿泊していたそうです。残念ながら私はホテルで出会うことはできませんでしたが、期待してもいいかもしれません。

早速ホテルの部屋に入るとそこからの景色は素晴らしいものでした。

なんと、全豪オープンが開催されているメルボルン・パークが見えました! 頑張ってよーく見ると選手が試合している様子が何となく確認できます。今からあそこへ行くと思うと胸が高鳴りますね。

 

試合会場へ

早速、試合会場へ移動しました。トラムは有料区間に入ってしまうそうですが、全豪オープンのチケットを見せると無料にしてもらえるそうです。でも、せっかくなので雰囲気を味わうために歩いて移動しました。15分ほどで会場の入り口に到着です。ちょっと入り口が分かりづらかったのですが、警備の人が親切に教えてくれました。

メルボルン・パークに入るともうすぐに道路が全豪オープンカラーの青一色に変わります。いよいよという感じです。入り口には荷物チェックがあるので、余計なものは持ち込まないようにしましょう。チケットをスタッフの方に見せ、検査場を通過していざ会場の中へ。

ちなみに今回私は全豪オープンのチケットを「StubHubいうサイトを使って購入しました。オーストラリアのチケット購入サイト「Ticketek」は全部英語で、かつサイトが非常に分かりにくくうまく買えなかったので、簡単に購入できる方法を選んでいます。

全豪オープンのチケットの種類や購入方法に関しては別の記事で詳しく紹介していますので、購入を検討されている方はそちらをご確認ください。

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会場につながる橋を渡るとスタジアムとその周りのコートが見えてきました。まず最初に見えたのはマーガレットコートアリーナです。全豪オープンの会場にはセンターコートであるロッドレーバーアリーナの他にマーガレットコートアリーナとハイセンスアリーナと3つも大きなスタジアムがあるのが特徴です。暑かったので、とりあえず中へ入りました。

マーガレットコートアリーナも観客席に入るには本来チケットが必要なのですが、あまり観客が入っていなかったからなのか警備員さんもどうぞという感じでチケットなしで入れました。早速、中にはいるとちょうどミックスダブルスの試合を行っているところでした。

なんと、試合をしているのはパエス・ストーサー組でした。パエスはダブルスで生涯グランドスラムを達成している選手、ストーサーも全米オープンを優勝している選手でどちらも有名です。こんな試合を見れるとは思っていなかった!途中からでしたが、十分楽しめました。

試合後はセンターコートでの試合までにまだ時間があったため、全豪オープングッズを求めてショップに行きました。色々会場内を探しましたが、結局このマーガレットコートアリーナの1階にあるお店が最も大きく品揃えが良いところでした。

全豪オープンは今年(2019年)から使用されるボールが変更となり、なんと今回から日本のメーカーであるダンロップ製のものが公式球になりました。このボールはグッズショップにも売っていたので早速購入。開封する気にならず、未だに使用していません。

 

センターコート(ロッドレーバーアリーナ)へ

いよいよセンターコートに入ります。実はロッドレーバーアリーナとマーガレットコートアリーナは中でつながっているので、外に出ることなく移動可能です。チケットを見せて、観客席へ。

今回は一番上のサイド側の席を取りましたが、それでも十分良く見ることができました。(画質が荒くてすみません)

ナイトセッションを選んだのですが、19時を過ぎてもまだメルボルンは明るいですね。そしてまだまだ暑い。デイセッションは日も照りつけてもっと暑いことを考えると、やはりナイトセッションのほうがオススメです。

全豪オープンといえばオーストラリア人による活気な応援が一つの名物です。この日も観客席の一角に集まり、熱烈な応援を繰り広げていました。

 

試合観戦

この日は男女のシングルス準々決勝の日でした。対戦カードは、

  • クビィトバ(8) vs バーティ(15)
  • ナダル(2)   vs ティアフォ

です。準々決勝くらいになると対戦カードも豪華になり、かつ決勝ほどは価格も高くなくチケットも取りやすいと感じるので個人的にはオススメです(大会2週目の火曜・水曜日あたり)。錦織選手と大坂選手はこの前日に4回戦を、翌日に準々決勝を戦う日程だったのでそこを外したのは残念でしたが、ナダルはBIG4の中で唯一生で観戦したことがない選手だったので満足です。

第一試合 クビィトバ 6-1,6-4 バーティ

序盤はクビィトバの一方的な展開でした。強烈なサーブと鋭く角度の追加ストロークで相手を押し切り、主導権をずっと握り続けていました。バーティもオーストラリアの熱烈な応援の後押しを受け、粘り強く返そうと食らいつきますが、全く崩れないクビィトバが第1sセットを先取します。第2セットに入り、バーティもバックのスライスを使ってようやくラリーをコントロールし始め、サーブでのフリーポイントが取れるようになると自身のサービスゲームをキープすることはできるようになりましたが、クビィトバのサービスゲームをブレイクするには至らず終盤にブレイクを許して万事休す、という内容でした。

試合後のオンコートインタビューでは、クビィトバが不慮の事故によるケガから復帰してはじめて四大大会の大舞台でベスト4にまで勝ち上がれたことを聞かれ、涙するシーンが印象的でした。最終的に大坂選手に決勝で敗れて準優勝でしたね。

第二試合 ナダル 6-3,6-4,6-2 ティアフォ

終始ナダルがラリー戦を支配する展開でした。強烈なナダルのショットにティアフォは返すのがやっとの場面が多くラリー戦で常に後手後手だったので、格の違いを見せつけられたような試合でしょう。

今回はサイド側の観客席を取ったので、特にナダルのスピンのかかった強烈なショットの落ち方が良くわかりました。打ち始めは一瞬アウトのように見えますが、そこから急激に軌道が変化しベースライン付近にバウンドするショットは圧巻で、ナダルのショットが出るたびに会場がどよめいていました。

個人的にはプロの選手の球速や軌道がよくわかるサイド側の席の方が観戦していて面白いのではないかと思います。正面からの映像(TVで見る映像)はコートのスクリーンにリプレイが映し出されるので、それとは違う角度からの方が生でしか観戦できない光景や様子がよく分かると思います。

 

感想

今回、全豪オープンを初めて観戦しに行きましたが、全米とはまた違う雰囲気を味わうことができました。全豪オープン特有の暑さとの戦いや、大会カラーである青一色の会場の雰囲気、オーストラリア人の熱烈な応援など現地で観戦してみないとわからなかったことが体験できて満足です。

オーストラリアは英語ですが、英語が苦手でも結構周りの人が優しく丁寧に教えてくれるので、困ったときや道に迷ったときでも尋ねることができてどこへ行くにも割と安心でした。メルボルンは治安も良い町だそうですので、日本人でも自由に行動しやすいと感じます。

今回、全豪オープンに行ってみてわかったこと、感じたことなどをまとめますので、今後観戦に行かれる方はぜひご参考にしてください。

持ち物:

日焼け止めは必須だと思います。女性はもちろんのこと男性も肌が露出する部分にはしっかりと塗っておいたほうが良いです。全豪オープンに限らずオーストラリアは紫外線が日本よりも強いので、外に出る際は必ず日焼け止めを塗りましょう。また、帽子や紫外線カット効果のあるサングラスなども持っていると良いと思います。

また、観客席の位置にもよりますが、双眼があると選手の表情なども見れてより楽しめると思います。(私は持って行きました)

カメラを持って行く場合は、フラッシュが光らないように設定には注意しましょう(スマホでも同じく)。また、撮影の際に音が大きく出るものはラリー中の撮影に使えないので、音が出ない(出にくい)設定にしておきましょう。

服装:

正装などは特に必要なく、自由な格好で大丈夫です。現地の人も半袖・短パンにサンダルといったラフな格好で普通に観戦していました。ただし、日焼けが気になる方は長袖を着ていくか持って行く方が良いでしょう。ナイトセッションでも17時から会場に入れますが、現地は20時くらいまで明るいので油断は禁物です。現地の人は普通に日焼け止めなしで外を出歩いていますが、同じ感覚でいると痛い目にあうと思います。

マナー:

全豪に限らずテニスの試合全てで共通ですが、ラリー中は静粛にしなければなりません。また、席を離れたり移動するのも禁止です。もし席を離れる場合にはチェンジコート間の90秒の間に移動しましょう。それ以外のタイミングでは入り口の警備員に止められると思います。基本的な考え方として選手のプレーを妨げる行為は禁止されています。ラリー中は特に他のことはしないようにしましょう。

 

まとめ

今回は、全豪オープンを実際に観戦してきた体験を記事にしました。全豪オープンや四大大会を見に行こうと考えている方の参考に少しでもなれば幸いです。ほかにもいろいろ体験記事を上げていますので、そちらもぜひご確認ください。

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