テニス観戦

【テニス】全米オープンテニス観戦記(USオープンブログ)

8月 23, 2019

この記事を読んでわかること

  • 全米オープンテニスを観戦したときの雰囲気
  • 全米オープンを観戦するときに注意するべきこと

今回は、テニスの四大大会の一つである全米オープンテニス(US OPEN)を観戦した体験について記事にしようと思います。

私は2013年と2015年に全米オープンを観戦してきました。四大大会を生で見に行くのは初めての経験だったので、様々なことに驚かされました。会場の広さであったり、スタジアムの大きさであったり。今後、全米オープンテニスやその他の四大大会などプロのテニスを観戦される方のご参考になれば幸いです。

なお、全豪オープンの観戦記事も別に上げていますので、全豪オープンに関して知りたい方はそちらをご確認ください。

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全米オープンテニスとは

全米オープンテニスとはテニスの四大大会の一つであり、毎年8月の後半から9月にかけてアメリカ・ニューヨークで開催されています。一年間で最後のグランドスラムであり、全米オープンテニスの結果で年間No.1やシーズン最後のツアーファイナルへの出場者候補がおおよそ決定されるため、特にTOP選手にとって重要な大会となっています。

また、ニューヨークでの開催なので、他の大会と異なり「ショータイム」というような演出が多く、テレビではわからない現地で観戦することで初めて体感できる盛り上がった全米オープンの雰囲気というものがあります。ちなみにゴルフの大会も「全米オープン」なので、それと区別するために全米オープンテニスという表記がされることが多いようです。

日本人プレーヤーでは錦織選手が2014年に四大大会で唯一決勝まで勝ち進んだ大会であり、大坂選手が2018年に日本人として初めて四大大会で優勝した大会でもあり、日本人プレーヤーには相性の良い大会でもあります。今年も日本人選手の活躍を期待したいところですね。

大会名 全米オープンテニス (US Open)
開催地 アメリカ ニューヨーク
開催日時 2019年8月26日~9月8日  ※2019年の場合
大会グレード 四大大会(グランドスラム)
サーフェス ハード
優勝賞金 (シングルス) $3,850,000 (=約4億2000万円)
優勝ポイント 2000 ポイント

全米オープンとその他の4大大会を比較した記事を別にあげていますので、合わせてそちらもご確認ください。

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会場までの行き方

全米オープンは「ナショナルテニスセンター」という会場を使用して行われます。会場までは地下鉄を利用するのが便利です。地下鉄7番線に乗り、「Met Willets Point」という駅で降車するとそこからは会場まで続く橋があるので、それを渡っていくと到着します。下の写真のようなところです。マンハッタンの中心街からも電車1本で行くことができるので、わかりやすいと思います。

なお、駅の反対側にはニューヨーク・メッツのホームスタジアムであるシティ・フィールドがあるので、野球に興味のある方はそちらも合わせて観光してみるのも楽しいと思いますよ。

会場に到着すると、まずは手荷物検査があります。刃物などはもちろん持ち込めませんが、30×30×40cm以上の大きなカバンなども持ち込むことができません。(ロッカーに預けるように言われますが、ほとんど空いていないでしょう)。ですので、観戦の際にはなるべく荷物は必要最小限にすることをオススメします。

 

会場内の様子

入り口を入るとまずはお土産コーナーがありその先にはセンターコートの次に大きい、ルイ・アームストロングスタジアムが見えてきます。収容人数は約14,000名だそうです。試合にもよりますが、このルイ・アームストロングスタジアムで開催される試合は自由席になっている場合もありますので、アーサー・アッシュスタジアム(センターコート)のチケットを持っている方でも観戦することが可能です。

私が観戦しに行ったときも、センターコートでの試合が長引いたため次に予定していた試合が急遽こちらのルイ・アームストロングスタジアムで行われることになり、自由席だったので前の方のいい席で観戦することができました。男子シングルス準々決勝のワウリンカ vs アンダーソンと結構見ごたえのある試合でだったのでかなり得した気分です。

さて、そのルイ・アームストロングスタジアムの直ぐ側には、

なんと、WOWOWの放送席があります。しかも、私が見つけたときにはまさにWOWOWの放送中でした。メインキャスターのフローラン・ダバディさんの姿が見えますね。いつもテレビで見ている光景ですが、まさかこんなにオープンなところで放送していたとは驚きです。

なお、WOWOWの説明は別の記事に上げているので、そちらも参考にしてください。全米オープンテニスをテレビで見たい場合、日本ではWOWOWに加入することで視聴できるようになりますので、興味のある方はWOWOWのリンクを貼っておきますので、そちらも御覧ください。

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WOWOWをご利用の方は以下のリンクより移動できます↓

期間限定

WOWOWの放送席をすぎるといよいよメインのセンターコートであるアーサー・アッシュスタジアムが見えてきます。

大きいですね。収容人数は23,000名で世界で一番大きいテニス専用スタジアムだそうです。1回はナイトセッションのチケットを取ったのですが、デイセッションの試合が終わる前から長蛇の列です。もちろん全席指定席なので並ばなくても大丈なのですが、皆さん試合が始まるのが待ち遠しいのでしょうか。チケットを見せて、早速スタジアムの中へ。

 

センターコート入場

スタジアムの中に入ると、まずはその高さに圧倒されます。すごい角度でした。

一番最上階付近の席を取ったのですが、転げ落ちるのではないかと思うくらいすごい光景です。テレビでよく見ていたのですごい高そうだなと思っていましたが、いざ行ってみると思っていたよりも更に高く感じます。しかし、試合の方は十分良く見ることができました。ボールの動きなどははっきりと見ることができます。流石に選手の表情などは肉眼では見ることができませんでしたが、双眼を使えば良く見えました。

 

試合観戦

全米オープンの試合は2大会(2013年と2015年)で5日間ほど観戦したことがあるのですが、その中で最も面白かった日のことを記載しようと思います。

<2015年 男子シングルス 準決勝>

  • ジョコビッチ(1) vs チリッチ(9)
  • ワウリンカ(5)  vs フェデラー(2)

と、同じナイトセッションでまさかの豪華な2試合が組まれました。本来であれば男子の準決勝は別の日に組まれるはずなのですが、このときは雨などの影響により大会の進行が遅れ気味だったので、2試合を同じセッションで行うということが起こったのです。シード順位を見てもわかるようにTOP選手たちのハイレベルな試合が期待される屈指の好カードだったと思います。

 

第一試合 ジョコビッチ 6-0,6-1,6-2 チリッチ

第1シードのジョコビッチとディフェンディングチャンピオンのチリッチが激突した試合でしたが、試合はまさかのジョコビッチ圧勝。試合を観戦していてジョコビッチが「精密機械」とあだ名を付けられる理由がよくわかりました。チリッチが攻め続けてもジョコビッチは難なく深く返球し続け、チリッチの攻撃を完全に封じ込んでいました。ジョコビッチのリターンもほぼ完璧で、チリッチはサービスゲームでも主導権を取ることが全くできずに完敗という流れでした。

全米オープンの男子準決勝で3ゲームしか獲得できないというのは史上最小のゲーム数という不名誉な記録がついたそうです。

 

第二試合 ワウリンカ 4-6,3-6,1-6 フェデラー

こちらはスイス人同士の対決でした。私は準々決勝でもワウリンカの試合を観戦しましたが、このときは対戦相手のアンダーソンを最終的に戦意喪失させるくらい完璧な形で勝ち上がっていたためワウリンカにも期待をしていましたが、結果的にはフェデラーの圧勝という形になりました。

まず、試合前に驚いたのは選手登場の際の演出です。フェデラー入場の際には一旦スタジアムの照明が暗くなり、入場口付近にスポットライトが照らされフェデラーが登場した瞬間、観客たちの歓声の大きさは凄まじいものでした。フェデラーの人気の高さが伺えます(ジョコビッチよりも全然凄い盛り上がり方でした)。シード順位はジョコビッチの方が上ですが、フェデラーの人気は未だに世界一であることが良くわかるシーンでした。

試合は序盤互角の展開でお互いにサービスゲームをキープし続けましたが、セット終盤でギアを上げたフェデラーがブレイクに成功すると第1セットを先取します。第2セットもフェデラー優勢のまま先にブレイクをしたフェデラーがそのままセットを獲得し、第3セットに入るとその勢いは更に加速します。ワウリンカはサービスゲームもキープできなくなり、第6ゲームでは長いデュースの末にフェデラーがこのセット2回目のブレイクをしてゲームカウント5-1とリードするとワウリンカは万事休す。

どうすることもできないといった感じで座り込んでしましました。結局フェデラーが最後サービスエースで華麗に試合を締めくくる完璧な試合となりました。

試合後のインタビューではこの日のデイセッションで敗退し、年間グランドスラムの夢を絶たれたセレナ・ウィリアムズについてどう思うか聞かれていましたが、「今日は彼女の日ではなかっただけさ、この敗戦で彼女の強さが否定されるわけではない」と労るコメントをし、王者としての人柄を感じ取れるシーンでした。

と、2試合を観戦し大満足でホテルに帰ろうとしましたが、ここでまさかの出来事が。インタビュー後ファンサービスとしてフェデラーがボールにサインを入れ観客席に向かって投げ入れてくれましたが、ラストの1球は思いっきりフルスイングでスタジアムの最上階に届くくらい遠くまで飛ばすと、まさかの自分の目の前にボールが転がって来てゲットすることができました!!!

なんとも、幸運。まだスタジアムには1万人くらいは観客が残っていたと思いますが、そのなかで3球のうちの1球をげっとできるなんてとんでもない確率ですね。しかも最上階の席だったのに。

フェデラーは私がテニスを見始めたときに世界一となりそこからは黄金時代やビッグ4の時代を含めてずっとトップに君臨し続ける最も憧れのプレーヤーなので、その選手のサインボールを手に入れられるのは感激です。現地まで試合を見に行くと、やっぱり良いことがありますね。

 

感想

全米オープンテニスは何回か観戦に行きましたが、テニスファンにとっては何回行ってもたまらない空間だと思います。アーサー・アッシュやルイ・アームストロングスタジアム以外のコートでも様々な試合が行われており、それらは自由に観戦することができるので1日見ていても飽きません。

2週目はレジェンド達による試合も行われるので、昔からテニスを見ている方にはたまらない選手たちのプレーを間近で見ることもできますよ。私が行ったときにはジョン・マッケンローが兄弟でダブルスをしていました。他にもジュニアの日本人などの試合もやっているので、観戦してみてはどうでしょうか。

さて、今後全米オープンテニスを見に行かれる方に向けて、準備したほうが良いものなどを紹介します。ご参考にしてください。

<持っていくべきもの>

  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め (デイセッション)
  • 上着 (ナイトセッション)
  • 双眼鏡など

私のオススメは上記のものです。前述のように会場内にはあまり大きい荷物は持ち込めないので、必要最小限にしましょう。

持ち物の中で特に重要なのは暑さ対策です。特にデイセッションを見に行く場合はかなり日差しが強いので、観客席の位置によってはずっと日にあたりぱなしになります。油断すると熱中症になってしまうので、十分対策していきましょう。また、会場へは基本的に飲食物は持ち込み禁止ですが、水のみ認められています。会場内でも飲料物は購入できますが、かなり高いのでできれば水を持ち込むと良いと思います。アルコール類は諦めて中で購入しましょう。

逆にナイトセッションの場合、9月のニューヨークは夜かなり冷え込む場合もあるので、長そでの上着など防寒対策をしっかりしておいたほうが良いと思います。

アーサー・アッシュは上の階だとかなり選手が小さく見えるので、双眼鏡などを持っていくのがオススメです。もちろんスタジアム内のモニターにも映し出されるので、なくても楽しめると思いますが、あったほうが良いと思います。

 

まとめ

今回は、全米オープンテニスを観戦してきたことに関して記事にしました。まだまだ全米オープンのすべてを見れたわけではないので、機会があればまた行きたいと思っています。今後行かれる方のご参考になれば幸いです。

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