全米オープンテニスが開幕しますね。2019年もいよいよ最後のグランドスラムが始まります。今年もBIG3の強さは健在で、ここまでのグランドスラム3大会ではファイナリストが述べ6人中5人がジョコビッチ・ナダル・フェデラーと特にグランドスラムでのBIG3の牙城は誰も崩せていません。果たして今大会もBIG3が優勝するのか、はたまた新生が現れるのか、注目ですね。
試合日程・放送予定
現在発表されている大会スケジュールは以下のとおりです。
8月26日 (月) | 男女シングルス 1回戦 |
8月27日 (火) | 男女シングルス 1回戦 |
8月28日 (水) | 男女シングルス 2回戦 |
8月29日 (木) | 男女シングルス 2回戦 |
8月30日 (金) | 男女シングルス 3回戦 |
8月31日 (土) | 男女シングルス 3回戦 |
9月1日 (日) | 男女シングルス 4回戦 |
9月2日 (月) | 男女シングルス 4回戦 |
9月3日 (火) | 男女シングルス 準々決勝 |
9月4日 (水) | 男女シングルス 準々決勝 |
9月5日 (木) | 男女シングルス 準決勝 |
9月6日 (金) | 男子シングルス 準決勝 |
9月7日 (土) | 女子シングルス 決勝 |
9月8日 (日) | 男子シングルス 決勝 |
詳細な試合日程は、大会が進むに連れて発表されていきますので、随時更新していきます。
なお、日本ではWOWOWが全日程で独占生中継を行っていますので、WOWOWに加入することでテレビやスマホでも試合を見ることができます。詳しくはWOWOWについての記事がありますので、下記をご参照ください。大会初日の8/26(月)は無料放送を行っているので、BS放送を視聴できる環境がある方はどなたでも視聴することができます。BS192チャンネルを御覧ください。
WOWOWに加入したい方は以下のリンクより登録をお願いします。
シードランキング
今年のシードランキングが発表されました。全米オープンは基本的に開催2週間前の世界ランキングをもとにシード順位が決定されます。
シードNo. | 男子 | 女子 |
1 | ジョコビッチ | 大坂 |
2 | ナダル | バーティ |
3 | フェデラー | Ka.プリスコバ |
4 | ティーム | ハレプ |
5 | メドベージェフ | スビトリナ |
6 | ズベレフ | クビトバ |
7 | 錦織 | ベルデンス |
8 | チチパス | S.ウィリアムズ |
9 | ハチャノフ | サバレンカ |
10 | バウティスタ=アグー | キーズ |
11 | フォニーニ | スティーブンス |
12 | チョリッチ | セバストワ |
13 | モンフィス | ベンチッチ |
14 | イズナー | ケルバー |
15 | ゴファン | アンドリースク |
16 | アンダーソン | コンタ |
優勝予想と大会展望
男子
今年の優勝候補筆頭はやはりNo.1のジョコビッチでしょう。年初の同じハードコートで開催された全豪オープンではほぼ完璧な優勝。決勝ではNo.2のナダルですら寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけました。ウィンブルドンでは決勝で芝の王者フェデラーに対して、マッチポイントを握られながらも大逆転勝利での優勝を果たし、充実した状態を示しています。
前哨戦のW&S・オープン(シンシナティ)では準決勝で敗れるものの、この人は特に大舞台で自分のピークを発揮できるように調節してくるためあまり気にすることもないように思います。(そう思わせてしまいます)
一方で、対抗馬のナダルは前哨戦のモントリオール(ATP1000:マスターズ)で優勝を飾るものの、W&S・オープンは欠場。状態が気になるところですが、ドローには恵まれたほうだと思いますので決勝でジョコビッチにどのように立ち向かうかが注目ポイントでしょう。
フェデラーはW&S・オープンで予選勝者のルブレフにまさかの敗戦。ウィンブルドン以降はあまり好成績を収められていませんが、ニューヨークでの人気の高さは健在。2008年以来の優勝に期待したいところです。
その他には、W&S・オープンでジョコビッチに勝利し、マスターズ初優勝を果たしたメドベージェフが注目でしょう。今回も準々決勝でジョコビッチと当たるドローですが、再び勝利なるのか見ものです。
女子
女子は数年続く混戦状態が継続し、誰が優勝するのか全く予想できない状況。昨年の彗星のごとく現れた大坂なおみが一気に優勝まで駆け上がったが、今年は後半戦に入り失速モードで厳しい状況でしょう。一時No.1にまで駆け上った全仏女王のバーティもここ最近は不安定な試合が続く状態。ウィンブルドンでは驚異の粘り強さで初優勝したハレプもハードコートシーズンでは目立った成績を収められず、TOP選手たちの状態があまり良くない傾向にあります。
注目は前哨戦で優勝を果たした、アンドリースクとキーズの二人。特にキーズは地元アメリカの選手でもあるため応援の力をどのくらい活かせるかがポイントとなりそうです。その他、スティーブンスやセレナ・ウィリアムズなどアメリカ選手にも注目です。
錦織圭が優勝するには
今回は第7シードでの出場となります。対戦カード予想としては、
- 3回戦 vs ガリン(31)
- 4回戦 vs チョリッチ(12) or ラオニッチ(21)
- 準々決勝 vs フェデラー(3) or ゴファン(15)
- 準決勝 vs ジョコビッチ(1)
- 決勝 vs ナダル(2)
と、4回戦まではそこまで厳しくはないと思いますが、準々決勝以降はBIG3との3連戦になる可能性が高いので、かなりきつい戦いになると思われます。フェデラーの調子がそこまで良くはなさそうなので、ベスト4には勝ち上がってほしいですね。
一方、錦織自身の状態はあまり良くなく、前哨戦はまさかの2試合とも初戦負け。西岡戦後には体調不良を明かし、どこまで回復しているのかが心配されます。
また、錦織のこれまでの全米オープンでの戦績を確認すると、
- 2013年 1回戦敗退
- 2014年 準優勝
- 2015年 1回戦敗退
- 2016年 ベスト4
- 2017年 欠場
- 2018年 ベスト4
と、1年おきに早期敗退と好成績を繰り返しています。この法則で行くと今年は、、、まずいですね。まずはしっかり1,2回戦を勝ち上がってくれることを祈りましょう。
大坂なおみが優勝するには
大坂は世界ランキング1位、第1シード、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に望みます。しかし、直近はそのような状態とはほど遠く、本人も今年は優勝を目指さないと目標を下方修正しています。でも現状を考えるとその方が良いと思います。やはり世界No.1になってから圧倒的に対戦相手に研究されている様子が見て取れ、大坂の弱点、特にメンタル部分を攻めてくることが多いと思います。あまり先を見ずに一戦一戦を大事に戦ってほしいと思います。
対戦カードの予想は、
- 1回戦 vs ブリンコワ
- 2回戦 vs シャルマ- or リネッテ
- 3回戦 vs スアレス=ナバロ(28)
- 4回戦 vs ベンチッチ(13) or コンタベイト(21)
- 準々決勝 vs ベルテンス(7) or サバレンカ(9)
- 準決勝 vs ハレプ(4) or クビトバ(6) or スティーブンス(11)
- 決勝 vs バーティ(2) or Ka.プリスコバ(3) or S.ウィリアムズ(8) or キーズ(10)
と、なっています。
まとめ
いよいよ始まる全米オープン。今大会は果たして誰が優勝するのか。そして、日本人選手はどうなるのか。連日応援しましょう。私は夜遅くても2週間ほど試合を見ると思います。