2019年も全米オープンが終わり、いよいよ男女ともに日本での大きな大会が開催される時期となりました。まずは女子の東レパンパシフィックオープン(東レPPO)が9月16日から始まります。
今回は、今年の東レPPOに関しての優勝予想や展望などを紹介しようと思います。
東レパンパシフィックオープンとは (大会概要)
東レパンパシフィックオープンは毎年9月に開催されるWTAのツアー大会です。女子テニスでは日本で行われる唯一のWTA公式ツアー大会であり、多くのTOP選手が出場します。なお、男子の方は9月30日より楽天ジャパンオープンが日本で行われる唯一のATP公式ツアー大会として開催される予定です。
今年の会場は東京オリンピックの影響で有明コロシアムが使用できないため、大阪のITC靱テニスセンターで行われます。関西地区近くにお住まいの方は今年が観戦するのに最も良い機会だと思います。
大会名称 | 東レパンパシフィックオープンテニストーナメント |
大会グレード | プレミア |
日時 | 2019年9月16日(月)~22日(日) |
会場 | 大阪 ITC靱テニスセンター |
サーフェス | ハード |
賞金総額 | $757,900 |
優勝ポイント | 470ポイント |
2019年 出場選手
今年の主な出場選手は以下のようになっています。()の中の数字は2019/09/09時点での世界ランキングを示しています。
- 大坂なおみ (日本) (4)
ビアンカ・アンドリースク (カナダ) (5)⇒ 欠場を表明- キキ・ベルデンス (オランダ) (8)
ベリンダ・ベンチッチ (スイス) (10)⇒ 欠場を表明- スローン・スティーブンス (アメリカ) (14)
- アンゲリク・ケルバー (ドイツ) (15)
- マディソン・キーズ (アメリカ) (16)
- アナスタシア・セバストワ (ラトビア) (18)
アネット・コンタベイト (エストニア) (19)⇒ 欠場を表明
世界ランキングがTOP20以内の選手のうち6名が、TOP10以内の選手のうち2名が参加する予定となっており、ハイレベルな大会になることが期待されます。
優勝予想
女子のテニス界は相変わらずの女王不在状態が続いており、誰が優勝するのかを予想するのはかなり難しい状況ですが、大会前の下馬評などから優勝予想をしてみます。
注目はやはりなんといっても全米オープンで初優勝を飾った新生19歳のアンドリースクでしょう。8月のロジャーズカップ優勝の勢いをそのままにグランドスラムという大舞台でも優勝と波に乗っています。体力面が心配されますが、まだ若いので十分に回復できていることを期待しましょう。一方、昨年の大坂なおみも苦しんだように女王になることでのプレッシャーに飲み込まれないかはまだ不安要素として残るところです。この大会で活躍できるかは残りのシーズンにも大きく影響する重要な試合になると思います。
アンドリースクは今大会は残念ながら欠場となりました。
全米では4回戦敗退を喫した大坂なおみも今大会で優勝できるチャンスは十分にあると思います。
その他では、スティーブンスやケルバーなど全米では早期に敗退してしまった選手たちも体力を十分回復した状態で臨んで来ることができると思いますので、個人的には活躍してくれることを期待しています。
大坂なおみが優勝するには
大坂なおみの場合はとにかく彼女自身の調子がどうかによって優勝できるのかどうかが大きく変わってきます。全米オープンでは膝の痛みはあったようですが、そこまで影響はなさそうですし、テニス自体の調子もそこまで悪いわけではなかったと思います。ただ、やはり対戦相手にしっかりと対策をされている様子はよくわかります。ミスを誘われるようなプレーに対してどう対応していくか、それとも力づくで破るのか、今大会の彼女のプレーに注目です。
実力自体は十分優勝できるレベルにはあると思うので、どれだけそれを維持できるかが今大会を含めて今後の課題でしょう。調子が悪いときや流れが悪いときにどう対応できるかがポイントになると思います。
対戦相手としては、特に相性の悪いベンチッチに対してどう戦うのかが鍵となるでしょうか。カウンターがある相手を苦手とする傾向のようですので、その他にもケルバーなどは大坂なおみにとって要注意な選手だと思います。
東レPPOの試合を観るには
東レPPOは昨年より、WOWOWが放映権を取得しましたのでWOWOWで全試合ライブ中継を観ることができます。また、WOWOWメンバーズオンデマンドに登録することで、スマートフォンやタブレットなどでもライブ中継が見れるそうです。
詳しくはWOWOWに関する記事を上げていますので、ライブ視聴したいという方はそちらも御覧ください。
なお、WOWOWに加入したいという方は、以下のリンクから手続き可能ですのでよければご利用ください。