今回は、テニスを始めたばかりの初心者向けに、テニスコートでのマナーに関して解説します。
テニスコートでは様々なマナーやルールがあり、これを守るのはテニスプレーヤーとして当然のことです。知らなかったでは済まされない場合もありますので、特に初心者の方は始めにしっかりと理解しておくことをおすすめします。
まず初めに知っておくべきこと
テニスの発祥は貴族のスポーツと言われています。その名残からテニスは紳士のスポーツであり、マナーをしっかり守ることが前提とされています。
テニスをプレーするときにはこれらをしっかりと理解しておかないと、周りの人に迷惑をかけるだけでなく、テニスコートを使用できなくなる可能性もあるので、初めに十分理解しておきましょう。
テニスコートに入る前(準備の段階)
どのテニスコートも受付が必要ですので、早めに受付を行いましょう。時間が来てから受付をするのでは遅いです。5分前くらいには受付を完了し、テニスを始める準備を進めておきましょう。(コートにもよりますが、大体が事前に精算するのでコート代も準備しておきましょう。)
初めて使うコートの場合には、受付時に終わった後の片付けに関しても聞いておくといいと思います。コート整備の方法や備品の返却に関してはコートによってやり方が異なるので、事前に確認しておきましょう。
ボールの渡し方
テニスコートでは隣のコートからボールが入ってくることが頻繁に起こります。
まず、大前提として自分が使用しているコートに他のコートからボールが入ってきた場合は、自分が拾いに行きましょう。(相手に取りに来させるのは微妙です。)
拾ったボールは相手が気づいていたらその相手に返しましょう。近い場合は直接手渡ししましょう。距離が遠い場合には投げるかラケットを使って返しても問題ありません。ただし、ボールはワンバウンドして相手が取りやすいようになるべく送りましょう。ノーバウンドや転がすなどといった相手がとりにくい返球をするのはNGです。
たまに、相手がボールがこちらに来たことに気づかないケースもありますが、その場合は一声かけて返球するほうが無難です。
隣のコートにボールが入ってしまった場合
今度は逆にこと来で使用しているボールが隣のコートに入ってしまった場合の対処方法です。こちらの方が対応が少し難しいので、ちゃんと確認しておいてください。
まず、ボールを取ろうとして隣のコートに許可なく入るのは厳禁です。コート内に入る場合には必ず使用している人に許可を取りましょう。
また、隣のコートが試合をしてる場合には、ボールが入ってしまったとしてもプレーを妨げることをしてはいけません。例えば、「ボール行きました」などと声をかけることもNGです。あくまでポイントが決まるか隣の人達がプレーを止めるまでは邪魔をしないようにしましょう。
隣のコートの後ろ側にボールが行ってしまった場合も同様です。プレーの邪魔にならないと考えて取りに行きがちですが、この場合もプレー中には隣のコートに入らず、プレーが終わった隙間の時間でさっさと取りに行きましょう。
試合以外の練習中だったとしても、基本的には邪魔にならないようにボールを取りに行くようにしましょう。もちろん相手が拾ってくれた場合にはそれを受け取って問題ありません。
最後に、ボールを拾いに隣のコートに入った場合、もしくはボールを渡してもらった際には必ずお礼を言いましょう。
コートを使用した後
コートを使用した後は、コート整備を行う必要があります。特にオムニコートやクレーコートの場合は使用後のコートは表面が荒れているため清掃が必要となります。
コート清掃のブラッシングはコートによってやり方が異なる場合があるので、事前に確認するようにしましょう。また、清掃用の備品がどこにあるのかも合わせて確認しておきましょう。
コート清掃までを含めてコートの予約時間ですので、清掃がある場合には終了時間の少し早めにプレーを切り上げて清掃を行うよ必要があります。(5~10分前くらいが目安です。)終了時間を過ぎてから清掃を始めるのでは次に使用する人に迷惑がかかるので、その時間までに清掃や片付けを済ませてコートを出れるように余裕を持って行動しましょう。
最後に、借りた備品などがあれば受付に返却しておしまいです。
まとめ
今回は初心者向けにテニスコートにおけるマナーを紹介しました。
テニスは細かいマナーがたくさんありますので、慣れるまでに少し時間がかかると思います。他にも色々な場面で注意しなければならないことがありますが、そちらは別記事にまとめていますのであわせてご確認ください。