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【テニス】東京オリンピックで活躍が期待される日本代表選手候補

1月 13, 2020

2020年はいよいよ東京オリンピックが開催されます。前回のリオ五輪では錦織圭が日本人として96年ぶりにメダルを獲得しました。今回は地元開催ということもあり、日本人選手の活躍がいつも以上に期待されますね。

東京オリンピックで初めてテニスを見るという方も多いと思いますので、今回はオリンピックでの活躍が期待される日本人選手を紹介します。事前にどんな選手が出場するのかを簡単にでも把握しておくと、試合がより一層楽しく見れるようになると思います。ご参考にしてみてください。

この記事を読むと

  • テニスに詳しくない人でも、誰がオリンピックに出場するのかわかる
  • 選手の情報を把握しておくと、試合を観るのが一層楽しくなる

 

選手紹介(男子)

錦織圭

 

画像提供:sports-zip.com

選手情報

  • 1989年12月29日生まれ、30歳。島根県出身。右利き、両手打ちバックハンド
  • 自己最高ランキング: シングルス4位 、 ダブルス160位
  • 主な戦績: ATPツアー12勝、全米オープン('14)準優勝、リオ五輪銅メダリスト など

いわずとしれた日本男子のエース。シングルスランキング最高4位は現状アジア男子でもNo.1の記録。

テンポの早いストロークを軸にラリー戦を支配できるところや勝負どころでのドロップショットなどが強さの秘訣であり、最近ではサーブ&ボレーなど多彩なプレーも見せてくる。

ハードコートを最も得意としており、有明のコートとも相性が良い。楽天ジャパンオープンでは優勝2回の実績あり。

前回の銅メダル以上の結果が期待されるが、2019年は右肘の手術のため10月以降の大会をすべて欠場しており、2020年の全豪オープンも欠場を表明。肘の状態が心配される。

また、オリンピック出場資格である「デビスカップ3試合以上出場」の条件を満たせないことが確定しており、出場できるかどうか自体が現状不透明。(詳しくは以下の記事をご確認ください)

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西岡良仁

画像提供:news.tennis365.net

選手情報

  • 1995年9月27日生まれ。24歳。三重県出身。左利き、両手打ちバックハンド
  • 自己最高ランキング: シングルス58位 、ダブルス210位
  • 主な戦績:ATPツアー1勝(2018年深センオープン)

現在、日本人男子で2番目に高いシングルスランキングの選手。足の速さを生かしたコートカバーリング力に定評があり、鉄壁のディフェンス力とそこからのカウンターを武器とする。

スピン量の多いストロークを軸としており、同じ左利きであることからナダルを彷彿とさせるようなプレースタイルである。

2018年にはツアー初優勝を飾り、ランキングを大幅UP。また、2019年のマスターズでは錦織圭の初対戦で見事勝利を収めた。年末にはモンフィスに勝利するなど格上からも勝ち星を上げられるようになり、今後の飛躍が期待される。

ランキングによってはオリンピックにストレートインできる可能性があり、今シーズンの活躍にも注目である。

 

ダニエル太郎

画像提供:person-edit.com

選手情報

  • 1993年1月27日生まれ。27歳。アメリカニューヨーク出身。右利き、両手打ちバックハンド
  • 自己最高ランニング: シングルス64位 、ダブルス351位
  • 主な戦績:ATPツアー1勝(2018年イスタンブールオープン)、リオ五輪ベスト16

アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフ。190cmの長身を生かしたサーブやストロークが武器のプレーヤー。

2018年のマスターズ1000であるBNPパリバ・オープンでは2回戦ではジョコビッチを破る大金星を挙げた。5月には自身初のツアー優勝を飾り、勢いに乗る選手。

五輪に出場できるか微妙なランキングに位置しており、今期の活躍に期待したいところ。

 

内山靖崇

画像提供:内山靖崇公式サイトより

選手情報

  • 1992年8月5日生まれ。27歳。北海道出身。右利き、両手打ちバックハンド。
  • 自己最高ランキング: シングルス78位 、ダブルス102位
  • 主な戦績:2017年楽天ジャパンオープン(ダブルス)優勝

強力なサーブやストロークを軸としたオールラウンドプレイヤーで、シングルス、ダブルスともに好成績を収めるマルチプレーヤー。

2014年のデビスカップでは錦織圭とダブルスを組み貴重な1勝を挙げ、日本の初ベスト8進出に貢献。

2017年にはマクラクラン勉とダブルスを組み、楽天ジャパンオープンに出場。準々決勝で第1シードペアに勝利すると、決勝でも第2シードペアに勝利して初優勝を飾る。日本人ペアとしては12年ぶりの快挙。

2019年は年初のブリスベンや楽天ジャパンオープンでシングルスベスト8まで進出。シングルスでもツアーレベルで戦えることを証明し、今後の活躍に期待がかかる。

 

綿貫陽介

画像提供:news.tennis365.net

選手情報

  • 1998年4月12日生まれ。22歳。埼玉県出身。右利き、両手打ちバックハンド。
  • 自己最高ランキング: シングルス171位 、ダブルス374位。
  • 主な戦績:全日本選手権優勝(2016年)

次世代の日本人男子選手として期待を寄せられる一人。全日本選手権を18歳の若さで優勝し、またジュニアでの世界ランキングは最高2位まで上り詰めた実績を残す。

181cmの長身から繰り出されるサーブやフォアバックともに打ち分けられるストロークが武器。

ATPツアーレベルでの戦績はまだないが、今後の活躍に注目が集まるホープとして今回日本テニス協会より指定強化選手に選出されている。

 

マクラクラン勉

画像提供:news.tennis365.net

選手情報

  • 1992年5月10日生まれ。28歳。ニュージーランド出身。右利き、片手打ちバックハンド。
  • 自己最高ランキング: シングルス729位 、ダブルス18位
  • 主な戦績:ATPツアーダブルス4勝(楽天ジャパンオープン2連覇)、全豪('18)ダブルスベスト4 など

ニュージーランド人の父と日本人の母はを持つハーフ。2017年に国籍を日本に移し、以降は日本代表として活躍。ダブルスの名手。

2017年の楽天ジャパンオープンでは内山靖崇とペアを組み、ツアー初優勝を飾る。2018年、初の4大大会出場となった全豪オープンでは快進撃を見せ、日本人男子初のベスト4まで進出。その後の楽天ジャパンオープンでは2連覇を達成した。

オリンピックでは同国の選手とペアを組むことが義務付けられているため、彼が誰とペアを組むのかにも注目が集まる。以前のインタビューでは錦織とペアを組むことにも意欲的なコメントを残していた。

 

選手紹介(女子)

大坂なおみ

画像提供:image.dailynewsonline.jp

選手情報

  • 1997年10月16日生まれ。22歳。大阪府出身。右利き、両手打ちバックハンド。
  • 自己最高ランキング: シングルス1位 、ダブルス327位
  • 主な戦績:WTAツアー5勝、うちGS2勝('18全米、'19全豪)

言わずとしれた日本女子のエースにして、世界からも注目される存在。2019年に日米の二重国籍を解消し日本人国籍を選択したため、日本代表として出場することが確定している。

2018年の全米で日本人として初めてグランドスラムを制覇。翌年の全豪でも優勝を果たし、日本人初の世界ランキング1位に輝く。

強力なサーブとストロークが武器で、調子が良いときは正直誰も手がつけられないほどの実力を持っている。課題は好不調の波のコントロールとメンタルの維持であり、オリンピック開催時に良い状態で挑めるかが大きなポイントになるであろう。

ハードコートを最も得意としており、地元開催でもあることから、条件としてはかなり有利である。間違いなく金メダル候補の筆頭であろう。また、ダブルスにも出場するのか、ペアはどうするのかなどにも注目が集まる。

なお、大坂なおみはフェドカップへの参加回数が現在まだ不足しているが、国際テニス連盟(ITF)より出場の条件として「あと一回代表戦に出場すればOK」と通達を受けているため、2月か4月に開催される代表戦に出場すればほぼ確実にオリンピックへの出場が確定する。

 

(追記)

2月7,8日に開催されたフェドカップ予選ラウンドに日本代表として出場したため、これで出場条件を満たすことが確定しました!

 

土居美咲

画像提供:www.toray-ppo.com

選手情報

  • 1991年4月29日生まれ。29歳。千葉県出身。左利き、両手打ちバンクハンド
  • 自己最高ランキング: シングルス30位 、ダブルス78位
  • 主な戦績:WTAツアー3勝(シングルス1勝、ダブルス2勝)、ウィンブルドン('16)ベスト16

WTAツアーでの優勝経験もある実力者。現在シングルスランキングでは大坂なおみに続き日本人2位に位置している。

シングルス・ダブルスどちらでも実績を残しており、リオ五輪もシングルス・ダブルス共に出場し2回戦進出を果たしている。全日本選手権での優勝経験もあり。

フォア・バックともに打ち分けるグラウンドストローカーで、左利き特有のアドバンテージサイドからワイドに逃げるスライスサーブは多くのピンチをしのぐ武器となっている。

ピーク時からランキングは落としつつあるものの、五輪出場できるかギリギリのランキングに位置しており、全仏までにどれだけ多くのポイントを稼げるかも注目である。

 

日比野菜緒

画像提供:gunosy.com

選手情報

  • 1994年11月28日生まれ。25歳。愛知県出身。右利き、両手打ちバックハンド。
  • 自己最高ランキング: シングルス56位 、ダブルス43位
  • 主な戦績:WTAツアー4勝(シングル2勝、ダブルス2勝)

日本人女子期待の若手として活躍する選手の一人。シングルス・ダブルスどちらも実力を持つマルチプレーヤー。強力なストロークもさることながらネットプレーやドロップショットなどの技術力も高く、オールラウンドプレーヤーとしてプレーにも注目が集まる。

前回のリオ五輪にもシングルスで出場しており、2回戦に進出している。今大会はそれ以上の結果が期待される。ランキングは現在100位前後に位置しているが、今後の活躍次第によっては十分出場圏内に入り込めるので、今年の活躍にも注目である。

 

奈良くるみ

画像提供:pds.exblog.jp

選手情報

  • 1991年12月30日生まれ。28歳。兵庫県出身。右利き、両手打ちバックハンド
  • 自己最高ランキング: シングルス32位 、ダブルス109位
  • 主な戦績:WTAツアー1勝('14リオデジャネイロオープン シングルス)

155cmと小柄ながら、強力なストロークを武器に活躍し、シングルスの最高ランキングは32位。全仏オープンでは第31シードとして出場した経験もある。

エキシビジョンマッチではあるものの、2015年には当時世界ランキング1位のセレナ・ウィリアムズを破る大金星をあげたこともある。また、2016年のBNPパリバ・オープンでは姉のビーナス・ウィリアムズにも勝利しており、格上に対しても勝ち星を収めている。

東京オリンピックには出場できるか微妙なところではあるが、出場できれば地元のアドバンテージを武器に大物食いを期待したいところ。

 

代表の決定方法

テニスは基本的に世界ランキングの順番で出場者が決定されるため、日本から何人という形ではありません。(一つの国・地域からの最大出場人数はシングルスが4人、ダブルスが2組です。)

目安として、シングルスはランキング56位以内であれば出場条件を満たしていればほぼ確実に出場することが可能となります。出場資格を満たしていない選手や欠場する選手がいる場合には57位以下に順次繰り下げられます。

出場資格は国別対抗戦であるデビスカップに・フェドカップにこの4年間で3回以上代表として出場していることです。(少し例外もあります。)

なお、今回開催国である日本からは各種目(男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス)それぞれで出場できる選手が一人(一組)もいなかった場合、開催国枠として最もランキングの高い選手を出場させることができます。つまり日本人が誰も出場しないということはありません。

このランキングは6月に開催される全仏オープン後に発表される世界ランキングが適用されるため、6月までの活躍が出場できるか否かに大きく関わってくるということになります。

ポイント

  • 出場者は世界ランキングで決定
  • 開催国の日本からは各種目最低1人(1組)は出場できる

まとめ

今回は、東京オリンピックでの活躍が期待される選手に関して紹介しました。

出場選手の確定は6月の全仏オープン後に決定されるため、各選手出場をかけてそこまでにどれだけランキングを上げられるかが重要となります。

まずは年初の全豪オープンでの結果が一つ大きなポイントになるでしょう。日本人選手の活躍を期待ところです。

 

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